肥満の治療法について紹介していきます。参考になれば嬉しく思います。
肥満の治療には、食事治療法、運動治療法、薬物治療法、外科治療法があります。外科治療法は重症の肥満に用いられるきわめて特殊な治療法です。
また、薬物治療法は重症の肥満(BMI≧35または、肥満度≧70%)の時に限り使用されるものですので、通常は食事治療法と運動治療法が主体となります。
またこの2つは、それぞれ個別に実施すべきものではなく、食事治療法と運動治療法の両者を同じに行うことが大切です。
肥満は、カロリーの取り過ぎや消費不足によってもたらされたものであります。いわゆる暴飲暴食等の「食べ過ぎ」や運動不足であるということです。最近では小児や子供の肥満も増えてきています。
肥満の原因は、カロリーの取り過ぎと運動不足等によるエネルギー消費低下によるものですから、肥満の治療法は、エネルギー摂取の制限と運動療法が中心にバランスよく治療していきます。
食事治療法は、食事習慣の改善からです。短期間に極端な減量を計画しても長続きはできません。一時的に減量に成功したように見えても、その反動で食べてしまい返って前より体重が増えてしまうケースも少なくありません。このようなことをリバウンドといいます。適正なカロリーで規則正しい食事をし、よく噛んで食べる食生活を無理なく続ける事が、確実な減量への早道です。
1日3食を、できるだけ決まった時間と場所で規則的に食べる習慣をつくりましょう。 やせるために朝食や昼食を取らない方がいますが、逆に食事と食事の間隔があき1回あたりの食事量が増えてしまい夕食の時にたくさん食べてしまうという結果となります。また、カラダの方もいつエネルギーが入ってくるかがわからないため自らを守るためにエネルギーをたくさん取り込んで蓄えようとします。結果として逆に太ってしまうことになります。1日3食をキチンと食べることは摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをとるためにとても重要なことです。食事治療法は、朝食と昼食をしっかりとり夕食は控えめにすることが原則です。
食べ方は、早食い、よく噛まないなどの食べ方の場合、胃の伸展受容器からの末梢性の神経情報や血糖値の上昇による満腹中枢からの指令が届く前にたくさんの食べ物を食べてしまいます。 1口30回などよく噛んでから食べると、咀嚼する事により脳内ヒスタミンが増加して満腹感が生じます。
肥満の治療について食事治療法と並んで大切なのが運動治療法であります。食事治療法のみで減量したときは、脂肪と同時に筋肉などの組織も減少することになります。
そうすると基礎代謝量が低下してしまいますので、以前と同じカロリーを摂取したときは、以前よりも相対的にカロリーオーバーとなり、逆にリバウンド状態になり太ってしまいます。
さらに再び食事制限をすると再び脂肪と同時に筋肉も減少してしまいます。これを繰り返すことによって筋肉組織は減っていき体脂肪がどんどん増えていってしまいます。この現象をウエイト・サイクリングと呼びます。
肥満の治療は、食事治療法だけでなく適度の運動をすることが大切です。運動治療法の効果が期待できるのは、まずは体脂肪の減量であります。また運動によって基礎代謝をアップしたりするため運動を継続することにより太りにくい代謝環境を作ることも大切なことです。そしてどんな運動が肥満に有効かといいますと息を吸ったり吐いたりしながら行なう有酸素運動がおすすめです。たとえば、自転車こぎやウォーキングやヨガなどの有酸素運動で代謝を上昇させるようにしましょう。